2021 年のコーヒー環境

近況の記事にも書いたように、ハンドミルを入手してから、自宅のコーヒー環境がガラリと変わってしまった。 ほぼ毎朝自分で豆を挽いてコーヒーをいれるようになってしまった。なので、いったん今年のコーヒー環境をざっくりまとめておく。

ミル

Timemore C2

これを Self-Made Keyboards in Japan で知ったのが始まりでした。このミルがなんでいいのか、1zpresso やコマンダンテがなんでいいのかということを調べているうちに、ステンレス刃のミルの良さがわかってきた。また、C2 は他のステンレス刃のミルに比べて圧倒的にやすかったのもあり、たまっていたクレカのポイントをつかって購入。

今までセラミック刃のミルで感じた、挽いているときのひっかかりがほとんどなくなり、ザクザク挽ける体験は非常によかった。また、豆を淹れていない状態でミルをふるとハンドルがくるくるまわるのもおもしろい。

Timemore X black

C2 の体験はとてもよかったのだが、一つ大きな欠点があった。それは容量が 20g ぐらいしかはいらないこと。家族と飲むときだと 30g とか挽くので、煩雑さが気になってしまっていた。そんなことを思っていたところ、タイムモアから 30g はいる新製品がでるということで勢いで買ってしまった。

X は、刃の構造が他のと違って豆が刃に挟まらないような仕組みになっている。これのおかげで、挽いているときの軽さはすごくよいのだが、C2 に比べると挽ける速さが遅いというものだった。あと、本体が大き目の四角形で持ちづらいというのも誤算だった。そのおかげで、X 入手したら、C2 を手放す予定だったが手軽に素早く挽きたい時用に、C2 を残している。

最近は、朝は X で挽き、在宅ワーク中にいれるときは C2 を使うというような使い分けを行っている。

抽出器具

Origami ドリッパー

ミルを買ったものの昔使っていたハリオの V60 を手放したりしていたので、新たにドリッパーを探しているときに見つけた。見た目のよさも気に入ったポイントだが、通常の円錐フィルターとカリタのウェーブフィルターのどちらも使えるというのが購入の決め手となった。

基本は円錐フィルターでいれて、気分を変えたいときや濃いめに抽出したいときはウェーブフィルターのような使い分けをしている。 ウェーブフィルターは使っているが、本家カリタのウェーブドリッパーを持っていないのでいつか使いたい。

CAFEC フラワードリッパー

Origami ドリッパーを注文してから、届くまでの間に使えるように購入。樹脂製と陶器製があったんだけど、陶器は割りそうな気がしたので樹脂製を選択。あと、樹脂製のほうが届くのが早かったというのもある。

陶器製の Origami ドリッパーと違い、樹脂製だから器具をあたためる時間をとりたくないときとか、気分でつかっている。あと、使っているコーヒーサーバー(後述)の都合、400ml いれようとしたときに、Origami ドリッパーだと抽出したコーヒーにフィルターが浸ってしまう。そのため、400ml いれるときは、こちらを使っている。

Steep Shot

hoshikawacafe.com

C2 を買った時期は、ひたすら Youtube などでコーヒー器具を調べていて、そのときに気になったので購入。コーヒー豆を水筒みたいな容器にいれ、お湯をいれ、その圧力で一気に抽出するという機構が気に入った。

以前、エアロプレスを使っていたことがあるんだけど、うまい抽出方法を決めることができなかった。これは、お湯淹れて待ってドバッとするだけでよいので簡単。とはいえ、出番は少ない。

クレバーコーヒードリッパー

昔、会社の近くにあった OBSCURA COFFEE で見かけて、ずっと気になっていた。それが、よくコーヒー豆を買っているサイトでも販売をしだしたので買ってみた。今や、やんちゃクラブ公式クレバードリッパーである。

コーヒー豆をいれてお湯いれて待ってコップにのせたら出来上がりというのは、言葉で聞く以上に楽な作業でエポックメイキングだった。だいたい、在宅で一人分をいれるときは、クレバーコーヒードリッパーで淹れている。

ビアレッティ ブリッカ

先日の近況を書いているときに、これまたいつもコーヒー豆を買っているサイトで販売が開始されているのを見て買ってしまった。 ブリッカは、俗にいうマキネッタである。学生時代に初めて買ったコーヒー器具がマキネッタということもあり、なつかしさがある。ブリッカは、マキネッタだがクレマが作ることができるというのも気になっていたポイントだ。

今は、購入直後にやる慣らし運転を終らせたところなので、まだ飲めていない。また、赤いという理由でこれに飛びついたんだけど、これは 4 杯用なので、飲むタイミングをかなり選ばないといけない。

その他

CAFEC アバカフィルター

コーヒーについていろいろ調べていくと、どのフィルターがいいのかというところにたどり着いた。 このアバカというのは、ふつうのコーヒーフィルターと違い、アバカ繊維というのが使われていて、コーヒーオイルがフィルターから抜けやすいということだ。とはいえ、私にはわからないが、環境負荷も普通のペーパーに比べていいとのことなので、これを意識的に選んでいる。

持っているドリッパーの都合上、円錐型と扇形の両方を常備している。

山崎実業 コーヒーペーパーフィルターケース

以前は、ジップロックにいれて管理していたが、フィルターの種類が増えてしまったので、導入。すっきり。

Timemore BLACK MIRROR basic+

ハリオのドリップスケールをずっと使っていたのだが、タイマーのスタートを自分で押さないといけなかったり、目盛りの反応が遅かったりしてたのが不満だった。

また、コーヒー豆をいつも買っているところで、これの販売が開始されたので早速購入した。このコーヒースケールのタイマー機能だとタイマーボタンを押した後に重さの変化が発生するとタイマーがスタート、再度重さの大きな変化があるとストップのような動作をするので、とても楽である。USB-C の端子で充電できるのもよい。不満点としては、抽出中にドリッパーを持ち上げてかき混ぜるみたいな技を使うと、当然タイマーが止まるという点ぐらいだ。

タニタ 温度計 料理用 5496B

今回のコーヒーブームでは、温度管理をちゃんとしようと決意した。手持ちの調理用温度計を持っていたが、これを火にかけたコーヒーポットの上でやると手が熱い。そこで、クリップ型の温度計を入手した。

珈琲考具 割れにくいサーバー

以前は、ガラス製のサーバを使っていたのだが、一年ぐらいするとだいたい割ってしまっていた。ちょうど割ってしまったところで、このサーバーを知って購入した。

樹脂製なので、ほとんど割れないから気楽に使えて、とても気に入っている。最初 400ml の買ったんだけど、前述したとおり 400ml いれると持っているドリッパーとの相性がでるので、大きいサイズを買い足す程気に入っている。

豆について

豆については、ほぼ通販で買っている。よくリピートしているのは、暮らしと珈琲。Youtube から知ったんだけど、とても良い印象をもっている。珈琲の道具もここで買うことが多い。

www.tostinocoffee.shop

あとは、以下のサイトで何回かリピートして買っている。

ennoki.thebase.in www.honeycoffee.com

近所でフルオートの焙煎機で自家焙煎をしている喫茶店もあり、応援していてそこでもちょくちょく買っているけど、ちゃんとした焙煎士がやっている豆を選び出すと、なるほどーという気持ちがでてくるので、難しい。

なお、昔は深煎りのスマトラあたりの苦みが強く酸味なんていらない味が好きだと思っていたが、いまはなんでも飲みますという感じになっている。 今年の春先あたりはブラジルあたりのコーヒーが好きだと思っていたんだど、今はエチオピアあたりのすっきりしたのが好みな気もする。

書籍

コーヒーの科学

昔から買おう買おうと思っては買ってなかった本の代表。コーヒーに対して科学的な説明があって面白い。

常識が変わる スペシャルティコーヒー入門

スペシャリティコーヒーについて、わかっていなかったので購入。最近のコーヒーの精製法とかを知れてよかった。

最近の淹れ方

以前は、以下の動画を参考にしてドリップをしていた。

youtu.be

珈琲を淹れるときに、いかに土手を崩さずうまくやるというのを信条としていたので、この動画には衝撃をうけた。土手になっているコーヒーからエキスを抽出するというのは理に適っているとも感じたので、このやり方をやっていた。

しかし、最近は 4:6 メソッドのほうが自分でお湯をいれるタイミングと量を計算しやすいので、それを加えてアレンジした感じである。 例えば、300cc 抽出するときは、20g の豆を使って、最初 30cc で 1 分蒸らし、20 秒ごとに 45cc, 45cc, 80cc, 80cc, 80cc と足していく。最後まで足して 300cc になったら抽出をやめるといった感じだ。

なお、湯温は最初、深煎りの豆なら 82℃ 前後、浅煎りの豆なら 90℃ 前後を目安としていたが、最近はどの豆も 80℃ 前後にしている。これぐらいの温度帯のほうが、わかりやすい味がでている気がする。

さいごに

おわかりいただけただろうか。とりあえず、もらったミルでいれるの慣れてきたら、C2 MAX を入手するのをおすすめする。

来年は、長年つかっているドリップポットの買い替えを狙いたい。