HHKB Professional HYBRID Type-S を買っていた

もうだいぶ前のころになるのだが、HHKB Professional HYBRID Type-S を購入していた。最近出先とかで文章を書くときは、いつも持ち歩いていたので、このキーボードについて書いてみようと思う。

このキーボードは、昨年 12 月に行われた HHKBユーザーミートアップvol.3 で当日発表のあった新製品を購入できるとあったので、購入した。元々イベント自体は、和田先生の講演を目的に行ったのであり、思わぬ出費だった。

長年使っていた HHKB pro2 にいれてもらった和田先生のサイン
長年使っていた HHKB pro2 にいれてもらった和田先生のサイン

購入当初、所有欲だけが満足されて、使わないのではと思っていた。 元々 HHKB 自体は、エルゴノミクスキーボードを使うようになる前は長年使っていたなじみ深いキーボードだった。しかし、使わなくなって久しい今では 60% というサイズとロースタッガード配列が手にあまり馴染まなくなっているのは事実である。

しかし使ってみた結果、そのような気持ちは払拭された。 その理由は、なんと言っても絶妙にマイナーアップグレードされたと感じる数々の箇所である。面積の広くなった底面のゴムはグリップ力が増し打鍵時のブレを減少してくれる。また、スペースバーがコンベックスになっているのもうれしい。以前使っていた HHHKB pro2 の US 配列では手前側にエッジがありスペースバーをよく叩いていると親指が痛くなったが、丸みを帯びたコンベックスになったおかげであたりが優しくなっている。 Bluetooth と Type-C による接続が可能だとか、キーマップが変更可能という大きな点よりも、こちらの方がインパクトが大きかった。

また、Bluetooth 化は思ったよりも便利で、マルチペアリングと切り替えの容易性により、複数台の PC で使い分けるときや iPad などと組み合わせて使うのも簡単である。喫茶店iPad mini とこのキーボードを持って、ブログの記事を書いてみた。iPad mini の小ささを殺しているということを除けば、普通に文章を書くことができた。分割キーボードだと、どうしても持ち運びに難があるため、ちょっと出先で作業したいというときには、私にとっては良い相棒だと感じる。

前モデルより価格が高くはなっており過去モデルが安く手にしやすさはあるだろうが、私は断然こちらの新モデルをおすすめする。 普段 HHKB を使っている人も、一度は試してもらいたいと思う出来だ。

最後に。この文章は Corne Cherry(205g0 で lube したZilent 65g, LittleKeyboards Corne Architect Keyboard Case, MASSDROP X MITO MT3 GODSPEED CUSTOM KEYCAP SET) で書かれました。